NMEA 0183 v 3.0 クエリー - WXT530

WXT530 シリーズ ユーザーガイド

Document code
M211840JA
Revision
F
Language
日本語 (日本)
Product
WXT530
Document type
取扱説明書

NMEA 0183 クエリーメッセージには、デバイスアドレスに関する情報は含まれていません。別々のクエリーコマンドを異なる変換器に送信することはできません。代わりに、特定のタイムスロット法を使用することで、1 つのクエリーコマンドでバス上の複数の変換器からデータを受信することができます。

異なるタイムスロットを発生させるために、RS-485 ライン遅延パラメータ(aXU,L)を使用して、各変換器に個別のクエリー応答の遅延を設定します。このパラメータでは、クエリーの最後の文字から変換器からの応答メッセージの最初の文字までの時間(ミリ秒)を定義できます。

例(3 台の変換器が接続されたバス):

WXT530 #1 通信設定:

0XU,A=0,M=Q,C=3,I=0,B=4800,D=8,P=N,S=1,L=25

WXT530 #2 通信設定:

0XU,A=0,M=Q,C=3,I=0,B=4800,D=8,P=N,S=1,L=1000

WXT530 #3 通信設定:

0XU,A=0,M=Q,C=3,I=0,B=4800,D=8,P=N,S=1,L=2000

クエリーコマンド($--WIQ,XDR*2D<cr><lf>)を送信すると、WXT530 #1 が 25 ミリ秒後に、また WXT530 #2 が 1,000 ミリ秒後に、さらに WXT530 #3 が 2,000 ミリ秒後に応答します。十分な遅延の長さは、応答メッセージに含まれる文字の最大数およびボーレートによって異なります。すべての変換器に同じアドレスが割り当てられることに注意してください。データロガーはクエリーを送信した後、個々の応答時間に基づいて応答メッセージを区別します。

アドレス指定を容易にするために、XDR 応答メッセージに含まれるトランスデューサー ID 情報を使用することもできます。WXT530 アドレスが 0aXU,A=0)に設定され、降水メッセージでピーク降雨強度とピーク降雹強度を除くすべてのパラメータが選択されている場合、XDR クエリー($--WIQ,XDR*2D<cr><lf>)に対して、次のような応答が得られます。

$WIXDR,A,316,D,0,A,326,D,1,A,330,D,2,S,0.1,M,0,S,0.1,M,1,S,0.1, M,2*57<cr><lf>

$WIXDR,C,24.0,C,0,C,25.2,C,1,H,47.4,P,0,P,1010.1,H, 0*54<cr><lf>

$WIXDR,V,0.000,I,0,Z,10,s,0,R,0.01,I,0,V,0.0,M,1,Z,0,s,1,R,0.0,M, 1*51<cr><lf>

$WIXDR,C,25.8,C,2,U,10.7,N,0,U,10.9,V,1,U,3.360,V,2*7D<cr><lf>

トランスデューサー ID については、NMEA 0183 v3.0 プロトコルを参照してください。

変換器のアドレスが 0 である場合、最大トランスデューサー ID は 3 です。したがって、アドレス 4 をバス上の 2 番目の変換器に、またアドレス 8 をバス上の 3 番目の変換器に割り当てると、XDR クエリー($--WIQ,XDR*2D<cr><lf>)に対して、それらの変換器(同じメッセージパラメータ構成)から次のような応答が得られます。

2 番目の変換器(アドレス 4):

$WIXDR,A,330,D,4,A,331,D,5,A,333,D,6,S,0.1,M,4,S,0.1,M,5,S,0.2, M,6*55<cr><lf>

$WIXDR,C,23.5,C,4,C,24.3,C,4,H,49.3,P,4,P,1010.1,H, 3*59<cr><lf>

$WIXDR,V,0.000,I,4,Z,0,s,4,R,0.00,I,4,V,0.0,M,5,Z,0,s,5,R,0.0,M, 5*67<cr><lf>

$WIXDR,C,25.8,C,6,U,10.6,N,4,U,10.9,V,5,U,3.362,V,6*78<cr><lf>

3 番目の変換器(アドレス 8):

$WIXDR,A,341,D,8,A,347,D,9,A,357,D,10,S,0.1,M,8,S,0.2,M,9,S,0.2,M,10*53<cr><lf>

$WIXDR,C,23.5,C,8,C,24.3,C,9,H,49.3,P,8,P,1010.1,H, 8*5F<cr><lf>

$WIXDR,V,0.000,I,8,Z,0,s,8,R,0.00,I,8,V,0.0,M,9,Z,0,s,9,R,0.0,M, 9*61<cr><lf>

$WIXDR,C,25.8,C,10,U,10.6,N,8,U,10.9,V,9,U,3.360,V, 10*7C<cr><lf>

これにより、3 台のすべての変換器の応答メッセージをデータロガーで認識および解析できるようになります。

変換器アドレスには文字を使用することができますが、NMEA XDR メッセージのトランスデューサー ID は数字のみです。文字で指定されたアドレスは、数字のトランスデューサー ID として表示されます(例:変換器アドレス A => トランスデューサー ID = 10、B => 11、a => 36、b => 37)。