SDI-12 プロトコル - WXT530

WXT530 シリーズ ユーザーガイド

Document code
M211840JA
Revision
F
Language
日本語
Product
WXT530
Document type
取扱説明書

SDI-12 v1.3 標準の機能を提供するために、2 つのモードが用意されています。

ネイティブ SDI-12 プロファイル(aXU,M=S)では、要求された場合にのみ計測およびデータ出力が行われるため、消費電力を最小に抑えることができます。このモードでは、連続計測のコマンドを除き、この章に示されているすべてのコマンドを利用できます。

連続モード(aXU,M=R)では、ユーザーによって設定された更新間隔で計測が行われます。要求に応じてデータが出力されます。このモードでは、この章に示されているすべてのコマンドを利用できます。

ネイティブ SDI-12 モード(aXU,M=S)では、ほとんどの時間、変換器はアイドル状態(消費電力 < 1mW)になります。ホストデバイスに要求されて計測およびデータ転送を行う場合にのみ、これ以上の電力が消費されます。

特に、風向風速計測では、一般的に、平均化期間全体で平均 60mW(サンプリングレートが 4Hz の場合)の電力が消費されます。連続モード(aXU=M,R)では、センサ内部の更新間隔と風向風速平均化時間によって消費電力が決まります。これらには限界があるため、このモードでは、非常に長い計測間隔を設定することはできません。また、計測間でもネイティブモードの約 3 倍の電力が消費されます。