しきい値は、在庫や生産環境の品質を維持するのに必要な、許容条件限度を定義します。しきい値状態の限度値はしきい値アラーム テンプレートとして保存され、1 つ以上のロケーションに適用することができます。状態の限度値を超えると、viewLinc でアラームが発生します。オプションとして、1 つ以上のアラーム通知を送信することもできます。
しきい値アラーム テンプレートでは、以下が定義されます。
- 1 つ以上の状態に関連付けられている値(低-低、低、高、高-高、変更レート、アラームオフ マージン)
- 状態の重大性を表す色コード
- 1 つ以上のしきい値アラームのアクティブ化の遅延
- アラーム受信確認の必要性
しきい値を変更する頻度または状態の変化に関する情報を得る頻度に応じて、1 つ以上のしきい値テンプレートをロケーションに適用することができます。
また、アラームオフマージンを指定して、指定の温度範囲内に収まる状態の変化が viewLinc で無視され、状態がこの範囲に留まっている間はアラーム通知が持続的に送信されるようにすることができます。
最大 5 つのしきい値設定を単一のテンプレートとして保存でき、それを 1 つ以上のロケーションに割り当てることができます。設定が変更されると、割り当てられたすべてのロケーションに新しい設定が適用されます。
例
温度を 10°C ~ 12°C に保つ必要がある監視対象エリアがある場合、次のレベルを 1 つまたはすべて設定することができます。
- 低しきい値を 10.5°C に設定して、温度が低-低しきい値に近づいた場合に警告が発せられるようにする
- 低-低しきい値を 10°C に設定し、より低いしきい値を超えた場合に特定のアラーム設定をトリガーさせるまでに 1 分以上かかるようにする
- 高しきい値を 11.5°C に設定して、温度が高-高しきい値に近づくと警告を発するようにする
- 高-高しきい値を 12°C に設定し、より高いしきい値を超えた場合に特定のアラーム設定をトリガーさせるまでに 5 分以上かかるようにする
- 変更レートを 0.25°C/分に設定して、温度の急速な上下変化が生じると警告を発するようにする