アラームへの対応 - viewLinc 5.1

Vaisala viewLinc Enterprise Serverバージョン 5.1 ユーザーガイド

Document code
M212315JA
Revision
B
Language
日本語
Product
viewLinc 5.1
Document type
取扱説明書
表 1. アラームへの対応のヒント
アラームメッセージ 対応方法
構成アラームメッセージ:COM ポートからパケットを受信できません(Unable to receive packet from COM port) Digi デバイスを使用している場合、デバイスに物理的な問題が発生している可能性があります。機器を交換して、以下をテストしてみてください。
  • データロガーに通じる Digi のポート
  • データロガーにつながる LANケーブル
  • ケーブルのデータロガーへの接続に使用している LAN - シリアルアダプター
構成アラームメッセージ:COM ポートからパケットを受信できません(一部のバイトがありません)(Unable to receive packet from COM port(some bytes missing)) vNet デバイスを使用している場合、viewLinc は接続されているデータロガーを検出できないことがあります。接続が緩んでいないか確認するか、vNet からデータロガーを取り外してピンが破損したり曲がったりしていないか確認します。問題が解決しない場合は、データロガーまたは vNet を交換してみて、どちらが機能していないか特定してください。
構成アラームメッセージ:見つからない履歴データ (Missing historical data) RFL100 データロガー:これは、RFL デバイスを初めて設定する場合は正常なアラームであり、24 時間以上続くことがあります。それ以上続く場合は、AP10 に接続している RFL に無線に関する問題があることを示している場合があります。AP10 に近い RFL100 を移動してみてください。

HMT140 データロガー:無線接続が弱いか、ネットワークに輻輳が発生している可能性があります。アラームが解消されない場合は、デバイスがアラーム状態であるときに HMT140 ユーティリティソフトウェアを使用して、問題の特定を試みてください。

構成アラームメッセージ:センサ異常 (Sensor failure)

HMT140 または RFL100 データロガー:デバイスが HMP110 プローブを使用している場合、プローブまたはデバイスに損傷があることを示している可能性があります。まず、デバイスの電源を切ってからプローブを外し、損傷がないか確認することをお勧めします。プローブを再接続した後も問題が解決しない場合は、正常に機能する他のプローブと交換して(問題がプローブにあるか、デバイスにあるか確認して)みてください。

構成アラームメッセージデータベースの検証に失敗しました (Database validation failed)

外部アプリケーションによって viewLinc ファイルが破損した場合、またはファイルのデジタルロックが破損した場合、viewLinc は破損の修正を試み、このアラームをトリガーします。破損の程度が重大で viewLinc が起動しない場合は、バックアップをリストアしてシステムを復元してください。原因となるソフトウェアとして、ウイルス対策アプリケーション、セキュリティアプリケーション、またはバックアップアプリケーションが考えられます。IT チームに連絡して、アラームより前に発生したプロセスを特定してください。

構成アラームメッセージ:データサンプルの不整合 (Data sample inconsistency) デバイス上のリアルタイムサンプルと履歴サンプルに相違があります。ケーブル、バッテリー残量低下、またはデータロガーの不具合を確認してください。タイムベース同期が有効であることを確認するか([システム環境設定])、デバイスのデータを消去します([サイトマネージャー] > [ホストとデバイス])。
レポート生成の失敗またはレポート生成の中断 キュー内のレポートの数を確認してください。大規模なレポートまたは過度のレポート生成が性能を低下させている可能性があります。システム性能の仕様については、viewLinc Datasheet を参照してください。
システムの速度低下 受信未確認のアラームを確認してください。受信確認要求を削除すると、アラーム通知の再発生の蓄積を防止できる場合があります。