アップグレードユーザー向けの新規機能に関する情報 - viewLinc 5.1

Vaisala viewLinc Enterprise Serverバージョン 5.1 ユーザーガイド

Document code
M212315JA
Revision
B
Language
日本語
Product
viewLinc 5.1
Document type
取扱説明書

ここで重要な改良事項および viewLinc 4.3 以前からの変更点を確認してください。

表 1. 改良点
機能 説明
再利用可能な通知 アラーム通知テンプレートをデバイスアラームやしきい値アラーム設定に適用できます。これらのテンプレートは、アラームのアクティブ時に開始する通知のタイプ(メール、SMS、コマンド、音声コール)、通知する人、および通知を遅延または繰り返すかどうかを定義します。
TLS 証明書の自動生成 viewLinc をインストールする際に、システムの安全を維持するために必要な証明書を自動的に生成できます。詳細については、「セキュリティ要件」を参照してください。
ライセンス付与された機能の状態への容易なアクセス [ソフトウェアについて] ウィンドウで、ネットワーク上でサポートされているデバイスの数など、最新のライセンス情報にアクセスできます([ヘルプ > ソフトウェアについて])。
アクセスコントロールの簡易化 viewLinc のさまざまな機能エリアへのユーザーアクセスの制御性を高めるため、権限とアクセス許可はグループにのみ割り当てられるようになりました。
サイトセキュリティの検証 viewLinc の新規インストールでは、セキュリティ証明書とキーファイルを提供する必要があります。viewLinc Enterprise Server ソフトウェアのインストール時に、既存の証明書とキーファイルをインストールするか、証明書とキーファイルを自動的に生成することができます。
メールサポートの拡張 viewLinc には、IMAP と POP3 の両方のメール設定が対応するようになりました。
グラフ作成オプションの向上 最大 16 のロケーションと 4 つの測定の種類でのデータトレンドを作成します。
システムアラーム通知の配信 viewLinc 管理者グループのメンバーへの配布を含めてシステムアラーム通知を設定して、通知の配信ミスをなくします。
ユーザーフレンドリーな用語 ゾーンとロケーションは [サイト] と総称されます。オンデマンドレポートはクイックレポートとなりました。すべての用語変更の詳細は、「用語集」を参照してください。
表 2. 4.3 以前からのアップグレードユーザー向けの重要な変更
機能 説明
[概要] ウィンドウ、始める前に [概要] ウィンドウの [始める前に] タブには、オンラインヘルプへのリンクが [設定]、[学習]、[使用] の 3 つのカテゴリで表示されています。
デバイス

お使いのネットワークで新しいワイヤレスデバイスが認識されると、自動的に viewLinc デスクトップに通知されます。

詳細は、「ワイヤレスデバイスの受理」を参照してください。

ゾーンとロケーション

ゾーンとロケーションの管理は [サイトマネージャー] で実行できます。デバイスとロケーションの説明が混同しないように、ゾーン内のロケーションのリンクは、ドラッグ&ドロップ機能でしかできません。

詳細は、「ゾーンとロケーションの作成」を参照してください。

アクセスコントロール

アクセス許可は、グループのみに割り当てられます。以前のバージョンで割り当てられたアクセス許可を持つユーザーの場合、これらのアクセス許可は引き続き有効です(レガシーアクセス許可)。ただし、こうしたユーザーの場合、アクセス許可を削除して、必要なアクセス許可レベルがあるグループに追加することをお勧めします。[カスタムしきい値の構成] は [アラームの構成] に変更され、アクセス許可の [非表示] は「ビュー」アクセス許可の削除によって管理されることになりました。新しいアクセス許可はゾーンレベルで付与されます。

詳細は、「ゾーンにグループアクセス許可を適用する」を参照してください。

ユーザーおよびグループ

アラーム通知とレポートを受信する際のユーザー優先言語を割り当てます。

権限はグループにのみ割り当てられるようになりました。以前のバージョンで割り当てられた権限を持つユーザーの場合、これらの権限は引き続き有効です(レガシー権限)。ただし、ユーザー権限を削除し、ユーザーを必要な権限があるグループに追加することをお勧めします。

グループのメンバーを 1 人だけにすることもできます。

コメントの管理は [システムの管理] 権限に含まれ、しきい値テンプレートの管理は [アラームテンプレートの管理] の権限に含まるようになりました。ロケーションの管理はサイトの管理に名前が変更になりました。

詳細は、「グループとユーザー」を参照してください。

アラームテンプレート

アラーム通知の詳細は、しきい値およびデバイスアラームテンプレートから削除され、単独のアラーム通知テンプレートとして保存されます。アラーム通知テンプレートは、ロケーションのデバイスアラーム設定、およびロケーションに割り当てられたしきい値アラーム設定に追加できます。デバイスおよびしきい値アラームのテンプレートでは、アラームの色はアラームのプライオリティを意味します:

  • 情報

詳細は、「アラームテンプレート」を参照してください。

しきい値アラームテンプレート:

  • すべてのしきい値アラームは、最大 5 つのしきい値に対応しています。
  • アップグレードされたすべての単一レベルのしきい値は、単一のままにすることも、追加のしきい値レベルを含めるように設定することもできます。
  • すべてのしきい値設定は、しきい値アラームテンプレートに含められます。特定のロケーションに対してプライベートしきい値を作成していた場合は、アップグレード時にしきい値アラームテンプレートに変換されます。

アラーム通知テンプレート:

  • アラーム通知テンプレートは、アラーム状態発生時に通知を受け取る人、通知を送信する時間、および配信方法(電子メール、SMS、コマンド)を指定します。
    • 通知設定が特定のロケーションに割り当てられている場合(プライベート設定)、通知の詳細はアラーム通知テンプレートとして保存されます。新しいアラーム通知テンプレートは、元のロケーションに適用されます。
    • 通知設定がアラームテンプレートまたはしきい値テンプレートに割り当てられている場合、独立したアラーム通知テンプレートとして区分され、保存されます。
      埋め込まれたアラームメッセージとコメントはアップグレード時には保存されません。アップグレードの前に事前定義済みコメントとして保存してから、ロケーションしきい値の設定またはデバイスアラーム設定に適用します。
  • ポップアップのアラーム通知はサポートされなくなりました。
  • 非 viewLinc ユーザーへのメールアドレスは、アップグレード時に削除されます。
    viewLinc で新しいユーザープロフィールを作成し、外部のメール受信者を保存してください。
デバイスアラームテンプレートは今後、ロケーションで適用され管理されます。

メール/SMS の内容:

自動生成されるシステムアラーム通知またはしきい値アラーム通知に、警告メッセージまたはコメントを指定すると、既定の関連する電子メールテンプレートに内容が自動的に組み込まれ、カスタム電子メールまたは SMS テンプレートを作成することができます。

詳細は、「通知内容」を参照してください。

システム環境設定

システムアラーム、電子メール、および SMS の設定は、[システム環境設定] ウィンドウで設定できます。

詳細は、「システム環境設定」を参照してください。

ビュー

新しい [概要] ウィンドウでビューをすべて検索します。すべてのユーザーは、[ビューマネージャー] ウィンドウにアクセスして独自のビューを作成できます。他のユーザーとビューを共有するには、「ビューの管理」権限が必要です。固定のビューは既定のビューになりました。

詳細は、「あなたのビュー」を参照してください。

レポート

レポートの出力内容と形式の変更を確認するには、[レポート] ウィンドウでサンプルを参照してください。

非 viewLinc ユーザーへの電子メールアドレスはもはや許可されなくなり、アップグレード時に削除されます。

レポートは、すべてのユーザーが作成でき、他のユーザーに所有権を割り当てることができます。所有権によって、他のユーザーもレポートを変更または共有できるようになりました。

詳細は、「レポート」を参照してください。

トレンド

トレンドは、[サイト] または [ビューマネージャー] ウィンドウで作成できます。

しきい値アラームテンプレートにしきい値ラインの色を設定します。

詳細は、「トレンドの作成」を参照してください。

用語

用語の変更:

  • サイト = ロケーションとゾーンの総称
  • オンデマンドレポート = クイックレポート
  • デッドバンド = アラームオフマージン
  • アクセスコントロールリスト = アクセス許可
  • アクセス許可インスペクタ = アクセス許可ビューア

すべての用語変更の詳細は、「用語集」を参照してください。