Modbus デバイスの追加 - viewLinc 5.1

Vaisala viewLinc Enterprise Serverバージョン 5.1 ユーザーガイド

Document code
M212315JA
Revision
B
Language
日本語
Product
viewLinc 5.1
Document type
取扱説明書

viewLinc では、ヴァイサラとヴァイサラ以外の両方の Modbus 対応の測定機器(各機器に含まれるチャネルは最大 8 個)からデータを取得するように構成することができます。ヴァイサラ Modbus デバイスは、標準 viewLinc ライセンスの一環として viewLinc デバイスホストに接続できますが、ヴァイサラ以外のサードパーティ Modbus デバイスの場合は、Modbus ライセンスを購入して追加する必要があります。
現時点におけるライセンス付与された Modbus デバイスの数または利用可能な viewLinc デバイスのスペースについては、[ヘルプ] > [ソフトウェアについて] を参照してください。
ヴァイサラの一部の測定機器と他の製造者のデバイスでは、Modbus 通信プロトコルが使用されています。関連デバイスのマニュアルに、viewLinc で Modbus TCP または Modbus RTU デバイスを構成するために必要となる重要な詳細が記載されています。

Modbus デバイスの接続

Modbus RTU デバイスは、Digi またはその他のイーサネットデバイスを使用してネットワークに接続するか、シリアルケーブルを使用して viewLinc デバイスホストに直接接続することができます。Modbus TCP デバイスは、ネットワークケーブルを使用して、ネットワークに直接接続されます。

Modbus デバイスをネットワークに接続するには、高度なネットワーク専門知識が必要になります。お使いの Modbus デバイスのマニュアルを参照し、ホストサーバーへの必要な Digi またはイーサネットデバイスドライバーのインストールやネットワーク接続の検証など、インストール手順を完了します。

入力および保持レジスター

Modbus デバイスには、16 ビットまたは 32 ビット幅の整数を使用してデータの読み取りおよび書き込みを行う、入力および保持レジスターが含まれています。Modbus デバイス製造者が使用しているデータ構造により、viewLinc の構成方法が決まります。

最初の手順は、お使いの Modbus デバイスのマニュアルを参照し、レジスター形式がアドレス(10 進数または 16 進数)または番号のどちらに基づいているかを確認します。お使いのデバイスでビット幅の広い 32 ビット形式が使用されている場合、データ形式は上位バイト/ワード先行または下位バイト/ワード先行である可能性があります。

レジスターの種類 レジスター番号範囲 データ形式のオプション
コイル 00001-09999 ブール値/ブール値の反転
離散入力 10001-19999 ブール値/ブール値の反転
入力レジスター 30001-39999
  • 16 ビット整数/符号なし整数
  • 16 ビットブール値/ブール値の反転
保持レジスター 40001-49999
  • 32 ビット整数、リトルエンディアン/リトルエンディアン、ワードスワップ
  • 32 ビット整数、ビッグエンディアン/ビッグエンディアン、ワードスワップ
  • 32 ビット符号なし整数、リトルエンディアン/リトルエンディアン、ワードスワップ
  • 32 ビット符号なし整数、ビッグエンディアン/ビッグエンディアン、ワードスワップ
  • 32 ビット float 型、リトルエンディアン/リトルエンディアン、ワードスワップ
  • 32 ビット float 型、ビッグエンディアン/ビッグエンディアン、ワードスワップ
  • 32 ビットブール値/ブール値の反転
レジスターのマッピングに関する詳しい Modbus 参考情報については、オンライン(www.modbus.org など)でも提供されています。
Modbus デバイスのマニュアルは標準化されていないため、構成情報の提供方法がそれぞれ異なる場合があります。Modbus の詳細については、便利なオンラインリソース(www.modbus.org)および [ツアー] メニューの「Modbus デバイスの追加方法」を参照してください。