Modbus デバイス接続の構成 - viewLinc 5.1

Vaisala viewLinc Enterprise Serverバージョン 5.1 ユーザーガイド

Document code
M212315JA
Revision
B
Language
日本語
Product
viewLinc 5.1
Document type
取扱説明書
お使いの Modbus デバイスのマニュアルを参照し、必要なレジスター構成に関する詳細情報を収集します。

デバイスの管理

この構成タスクを実施する前に、Modbus デバイスがネットワークに接続されていること、またヴァイサラ以外のサードパーティ Modbus デバイスを設置する場合は、Modbus ライセンスキーが追加されていることを確認してください。Modbus RTU デバイスを追加する場合は、COM ポート番号を割り当てていること(Windows [スタート] メニューに移動し、[デバイスマネージャー > ポート > 通信ポート] を開く)を確認します。Modbus TCP デバイスを追加する場合は、お使いのデバイスのマニュアルを参照し、ポート番号と IP アドレスを確認します。
Digi デバイス接続を使用する場合は、ホストサーバーに Digi デバイスドライバーをインストールします。
  1. [サイト マネージャー] で [ホストとデバイス] タブを選択します。
  2. [ホストとデバイス] ツリーで、viewLinc デバイスホストサーバーを選択し、[構成 > デバイスの追加 > > ヴァイサラ Modbus デバイス] または [ヴァイサラ以外の Modbus デバイス](ライセンス付与済みの場合)を選択します。
  3. ヴァイサラ Modbus デバイスを追加しようとしているか、これまでに同様のヴァイサラ以外の Modbus デバイスを追加したことがあり、デバイス構成の詳細をテンプレートとして保存している場合は、[テンプレート...] を選択し、使用するテンプレートを選択します。
  4. [Modbus デバイスの追加] ウィンドウに、デバイスの説明(<または> は使用しない)およびモデル(ダッシュ -- は使用しない)を入力し、一意のシリアル番号(英数字のみ)を追加します。
  5. 校正の詳細を変更する、または校正リマインダー通知を設定するには、[校正日の編集...] を選択します。
    校正日:
    測定プローブのオリジナルの校正日は、工場出荷時に設定され、変更することはできません。
    校正者:
    校正サービスを実施した人物、または会社の名前。
    次回校正日:
    校正サービスが必要になったときに viewLinc に自動的に校正リマインダー通知を生成させる新しい日付を入力します。
  6. 通信設定の追加:
    Modbus TCP:Modbus デバイス IP アドレス、ポート番号(既定値は 502)、およびユニット ID を入力します。これは、一意の組み合わせである必要があります。
    Modbus RTU シリアル:Modbus デバイスのマニュアルで指定された Modbus デバイスを接続する COM ポート番号、デバイスのスレーブ ID、シリアルビットレート(既定値は 9600)、パリティおよびストップビットを入力します。
  7. viewLinc チャネルの詳細の追加:
    測定の種類 / 単位:
    利用可能なオプションから viewLinc 測定の種類および単位を選択します。
  8. Modbus レジスターの詳細の追加:
    形式:
    レジスター番号またはアドレス(Modbus デバイスのマニュアルで定義)に基づいて形式オプションを選択します。
    レジスターの種類
    • コイルまたは離散入力:番号または 10 進数のアドレスを入力します。
    • 入力レジスターまたは保持レジスター:10 進数のアドレスを入力し、バイト形式を選択します。
    [番号] または [アドレス]:
    選択した形式に従って、必要な番号またはアドレスを 10 進数または 16 進数形式で追加します。
    詳細を保存した後、[形式] フィールドで異なるオプションを選択すると、入力した詳細が選択した形式に自動的に変換されます。
  9. スケーリングパラメーターを定義します(任意)。[スケール] フィールドを使用して乗数値を追加したり、[オフセット] フィールドを使用してプラスまたはマイナスの数値を追加したりして、認識または予想される現在の値を計算することができます。一部の整数レジスターでは、レジスターから読み取った値とレジスターが通信している実際の値を一致させるために、スケーリング調整が必要になる場合があります。例えば、レジスターに 2406 という値が保存されている場合、24.06 ºC という実際の温度を表示するには 100:1 のスケールファクターが必要になります。
  10. テストアイコン をクリックし、接続をテストします。予想された値がロウに表示された場合、校正は完了です。値が表示されない、もしくは正しくない、または警告アイコン が表示されたままである場合は、デバイスについて入力された校正またはスケーリング設定を確認および調整します。必要に応じて、再度テストします。
    Modbus のマニュアルにデータを送信する特定の順序が示されているのに、別の構文で受信するように viewLinc が設定されている場合があります。レジスター形式とアドレス選択の組み合わせが正しくない場合、デバイス値が予想と大幅に異なります。さまざまな形式でレジスターの詳細を入力し、正しいデバイス値が表示されるまでテストする必要がある場合があります。
  11. [チャネルの詳細] ロウを保存し、追加のデバイスチャネル用に新しいロウを開始します。余分なロウを削除するには、「X」をクリックします。
  12. 詳細の入力が終了し、[デバイスの追加] ボタンが有効になったら、[保存] または [テンプレートとして保存...] を選択し、詳細を再利用可能なテンプレートとして保存します。