新機能 - viewLinc 5.1

Vaisala viewLinc Enterprise Serverバージョン 5.1 ユーザーガイド

Document code
M212315JA
Revision
B
Language
日本語
Product
viewLinc 5.1
Document type
取扱説明書

ヴァイサラの viewLinc 5.1 が提供する新しい統合機能を通じて、ネットワーク監視やレポート作成の能力を拡張できます。

表 1. viewLinc 5.1 の新機能
機能 説明
シグナルタワーのサポート シグナルタワーを接続し、視覚通知や音声通知のアラームを広域に配信します(サポートされている特定の Patlite タワーモデル)。
Modbus デバイス通信 Modbus に対応した環境計測デバイス(ヴァイサラまたはサードパーティのデバイスなど)を viewLinc に接続することで、システムの機能を拡張できます。ヴァイサラ以外の Modbus デバイスを接続するには、Modbus デバイスのライセンスが必要です。
音声および SMS 通知(Web サービス経由) Web に対応した音声コールメッセージングサービスを使用したコールツリーの通知を設定します。Twilio でアカウントを登録し、送信する音声通知および SMS 通知と受信確認をこの Web サービスプロバイダーが管理できるようにします。音声および SMS の Web サービスのライセンスが必要です。
ヴァイサラ OPC UA サーバーの統合 viewLinc のデータを他のアプリケーションと共有できます。ヴァイサラ OPC UA サーバーはスタンドアローンのソフトウェアで、別のサーバーにインストールされます。ヴァイサラ OPC UA サーバーのライセンスが必要です。
Web API

サードパーティアプリケーションから viewLinc データの要求を開始するには、HTTP アプリケーションプログラミングインターフェースを使用します。viewLinc Web API のライセンスが必要です。

Web API ライセンスに REST API を追加する更新 REST API 機能が Web API ライセンスに追加されました。viewLinc 5.1 サービスアップデート 3 から利用できます。
フィンランド語のサポート ユーザーインターフェースの言語をフィンランド語に設定できます。ツアーのチュートリアルコンテンツもフィンランド語で利用できます。viewLinc 5.1 サービスアップデート 4 から利用できます。
システム上の監視対象デバイスの数を増やすには、追加の viewLinc ライセンスが必要になる場合があります。使用できるデバイスにどれだけ余裕があるかを確認するには、[ヘルプ] > [ソフトウェアについて] を参照してください。
表 2. viewLinc の主な機能
機能 説明
VaiNet サポート ヴァイサラのワイヤレステクノロジーを使用する RFL100 デバイスと AP10 デバイスをサポートします。
設定サポート 初心者ユーザーと経験者ユーザーの両方に対し、インタラクティブな方法で案内します。
アクセスしやすいユーザーガイダンス ユーザーを重視した設計を通じて、直感性の高いソフトウェア操作が保証されています。
柔軟性の高いアラーム通知 監視対象の状態がコンプライアンスから外れた場合や、ネットワーク通信の問題がある場合、視覚的、聴覚的、メール、SMS または音声によるアラーム通知を送信することができます。
アクセスの制御 ユーザーの所属グループに対するアラーム受信確認、システム構成、監視対象エリアへのアクセス機能を管理します。
複数レベルのしきい値 1 つのテンプレートで 1 つ以上のしきい値レベルを簡単に有効にできます。
統合型のソフトウェア機能 データロガーの校正期間をはじめとした重要なデバイス設定は viewLinc で構成できるため、別途のソフトウェアが不要です。
多言語サポート 9 言語(英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、スウェーデン語、フィンランド語、日本語、中国語)のいずれかの言語で、レポートや通知を各国のチームメンバーに送信できます。
ワイヤレスデバイスの検出 お使いのネットワークに接続された新規のワイヤレスデバイスは、すべて自動で viewLinc が検出します。
システムのセキュリティ viewLinc へログインするユーザーにとって信頼できる通信が必要不可欠です。インストール時に、既存のセキュリティ証明書およびキーファイルをアップロードするか、viewLinc 署名証明書およびキーファイルを自動で生成することができます。
監査証跡のセキュリティ 21 CFR Part 11 やその他の規制要件および認定要件に準拠していることを報告できるように、監査証跡記録を保存することができます。
モニタリングの可視化 ダッシュボードにサイトマップを追加して、デバイスとデバイスが稼働するエリアを簡単に識別できるようにしました。
アラームへの対応が簡単に アラーム通知に素早く応答できるよう、事前定義したコメントを作成して、使用できます。
データ監視 カスタマイズ可能なグラフ形式でリアルタイムのデータを表示します。
グローバルレポート ユーザーが指定した言語で履歴データに関するレポートとアラームレポートを生成します。
データロガーメンテナンスの効率化 データ監査証跡を損なわずに、校正または交換目的で、デバイスを交換できます。