トリマー - HMD60 - HMD65

HMD65 クイックガイド

Document code
M212264JA
Revision
B
Language
日本語
Product
HMD60
HMD65
Document type
取扱説明書
図 1. 回路基板調整トリマー
1

プラスドライバーを使用してRHまたはT調整トリマーを回転させます。測定の出力値を高くするには、トリマーを時計回りに回します。低くするには、反時計回りに回します。

トリマーを回した後、測定値出力が変わるまでに少し時間がかかります。

基板上のトリマーで、変換器のRHまたはT測定値出力を調整できます。トリマー調整では、出力が既知の基準値に一致するまでトリマーを使用して変換器の出力を修正します。

トリマーを使用して調整を行うには、基準測定ソースが必要です。HMD65が取り付けられている環境に基準計器を挿入して計器の指示値を比較するか、またはHMD65を取り付け環境から取り外し、校正および調整ツール(Vaisalaの湿度校正器HMK15など)を使用して既知の値で環境を用意することができます。

図 2. RHとTのトリマー調整範囲(指標値)
校正できるのは、相対湿度測定(RH)と温度測定(T)のみです。その他のパラメーターはRHとTに基づいて内部計算されます。物理トリマーを使用して調整する場合は、出力選択DIPスイッチがRHに設定されていることを確認してください。Insight PCソフトウェアを使用する場合は、すべてのDIPスイッチをOFFの位置に設定してください。調整トリマーを使用する方法の詳細については、『HMD65 User Guide』を参照してください。
注意 Insight PCソフトウェアを使用して測定を調整したり工場出荷時の設定に戻したりする場合は、開始前に必ず物理トリマーを中央の位置に戻してください。Insightで調整する場合、その時点でのトリマーの位置が±0ポイントに設定されます。