HMD65のRHチャネルに出力される湿度パラメーターを、基板のDIPスイッチで変更できます。変換器で出力するパラメーターを選択するには、そのパラメーターのDIPスイッチを右(ON)にスライドさせます。図 1の例において、選択されている出力パラメーターは露点/霜点温度(Tdf)です。その他のDIPスイッチはOFFの位置(左)のままにします。
選択したパラメーターには、
表 1に示す初期設定のスケーリングが使用されます。
表 1. HMD65のパラメーターの初期設定のスケーリング
パラメーター |
0~10Vの出力範囲における初期設定のスケーリング |
RH |
0~100%RH |
Td |
-40 ... +80°C(-40~+176°F) |
Tdf |
-40 ... +80°C(-40~+176°F) |
A |
0~300g/m3(0~131.1gr/ft3) |
X |
0~600g/kg(0~4200gr/lb) |
Tw |
-40 ... +80°C(-40~+176°F) |
H |
-40~1600kJ/kg(-9.5~695.6Btu/lb) |
| パラメーターの初期設定のスケーリングを変更する必要がある場合は、Vaisala Insight PCソフトウェアで出力を設定します。『HMD65 User Guide』の手順を参照してください。 |
| 注意 Insightソフトウェアを使用して出力をより詳細に設定する場合は、DIPスイッチの選択内容がInsightの設定より優先されることに注意してください。Insightを使用して出力を設定する場合、すべての湿度パラメーターDIPスイッチをOFFの位置(左)に設定し、Insightの設定と競合しないようにしてください。 |