- 1
- RS-485終端(120Ω抵抗器)オン/オフ設定用のDIPスイッチ
- 2
- RS-485(Modbus/BACnet)通信用のネジ端子
- 3
- 電源入力配線(15~35VDC/16~24VAC)用のネジ端子
- 4
- デバイスのMACアドレス設定用のDIPスイッチ。「図 2」を参照してください。
- 5
- 通信ビットレート(4800~115200bps)およびパリティ(N/E)設定用のDIPスイッチ
- 6
- Modbus RTUまたはBACnet MS/TPモード選択用のDIPスイッチ
- 7
- RS-485送信/受信アクティビティ用のLEDインジケーター
DIPスイッチを使用したデバイスのMACアドレスの設定
- DIPスイッチ32、8、1がオンに設定されている
- MACアドレスは、8ビットのバイナリ形式でエンコードされ、番号の付いた各スイッチが1つのビットを表します。この例では、DIPスイッチ32、8、1(10進数: 41、2進数: 00101001)をオンに設定することで、アドレス41が選択されています。
Modbus/BACnetのMACアドレスレンジ
変換器のBACnet MS/TPのMACアドレスレンジは0~127(マスター方式のみ)です。
変換器のModbus RTUのMACアドレスレンジは1~247です。
レンジの上限を超えてアドレスを設定すると、初期設定の上限(127または247)に従ったアドレスに修正されます。レンジの下限を下回るアドレスについては、初期設定の下限(0または1)に従ったアドレスになります。
ビットレート/パリティのオプション
- ビットレート4800は、Modbus RTUにのみ使用されます(BACnet MS/TPには9600以上を使用します)。
- ビットレートDIPスイッチがすべてオフ(左)に設定されている場合、以下の初期設定が使用されます。
- Modbus RTU: 19200
- BACnet MS/TP: 38400
- パリティの選択(N/E)は、Modbus RTU通信に影響を及ぼします。
その他の設定オプションおよび情報
HMD65 Modbusレジスターについては、「Modbusレジスター」を参照してください。
HMD65のBACnetプロトコルの実装内容の説明およびBACnetの設定の詳細については、www.vaisala.com/hmd60にある『HMD65 User Guide』のBACnetに関する取扱説明書を参照してください。
ModbusおよびBACnetについてDIPスイッチで選択できる通信設定以外の設定を行うには、Vaisala Insight PCソフトウェア(「Insightソフトウェアへの接続」および『HMD65 User Guide』の手順を参照)を使用します。