Modbus/BACnet通信(RS-485) - HMD60 - HMD65

HMD65 クイックガイド

Document code
M212264JA
Revision
B
Language
日本語
Product
HMD60
HMD65
Document type
取扱説明書
図 1. Modbus/BACnetのDIPスイッチ、およびネジ端子
1
RS-485終端(120Ω抵抗器)オン/オフ設定用のDIPスイッチ
2
RS-485(Modbus/BACnet)通信用のネジ端子
3
電源入力配線(15~35VDC/16~24VAC)用のネジ端子
4
デバイスのMACアドレス設定用のDIPスイッチ。「図 2」を参照してください。
5
通信ビットレート(4800~115200bps)およびパリティ(N/E)設定用のDIPスイッチ
6
Modbus RTUまたはBACnet MS/TPモード選択用のDIPスイッチ
7
RS-485送信/受信アクティビティ用のLEDインジケーター

DIPスイッチを使用したデバイスのMACアドレスの設定

図 2. MACアドレス用のDIPスイッチの例
DIPスイッチ32、8、1がオンに設定されている
MACアドレスは、8ビットのバイナリ形式でエンコードされ、番号の付いた各スイッチが1つのビットを表します。この例では、DIPスイッチ32、8、1(10進数: 41、2進数: 00101001)をオンに設定することで、アドレス41が選択されています。

Modbus/BACnetのMACアドレスレンジ

変換器のBACnet MS/TPのMACアドレスレンジは0~127(マスター方式のみ)です。

変換器のModbus RTUのMACアドレスレンジは1~247です。

レンジの上限を超えてアドレスを設定すると、初期設定の上限(127または247)に従ったアドレスに修正されます。レンジの下限を下回るアドレスについては、初期設定の下限(0または1)に従ったアドレスになります。

ビットレート/パリティのオプション

  • ビットレート4800は、Modbus RTUにのみ使用されます(BACnet MS/TPには9600以上を使用します)。
  • ビットレートDIPスイッチがすべてオフ(左)に設定されている場合、以下の初期設定が使用されます。
    • Modbus RTU: 19200
    • BACnet MS/TP: 38400
  • パリティの選択(N/E)は、Modbus RTU通信に影響を及ぼします。

その他の設定オプションおよび情報

HMD65 Modbusレジスターについては、「Modbusレジスター」を参照してください。

HMD65のBACnetプロトコルの実装内容の説明およびBACnetの設定の詳細については、www.vaisala.com/hmd60にある『HMD65 User Guide』のBACnetに関する取扱説明書を参照してください。

ModbusおよびBACnetについてDIPスイッチで選択できる通信設定以外の設定を行うには、Vaisala Insight PCソフトウェア(「Insightソフトウェアへの接続」および『HMD65 User Guide』の手順を参照)を使用します。