DIPスイッチの湿度出力の選択 - HMD60 - HMD65

HMD65 クイックガイド

Document code
M212264JA
Revision
B
Language
日本語
Product
HMD60
HMD65
Document type
取扱説明書
図 1. HMD65のDIPスイッチの例: Tdf出力を選択中
RH
相対湿度
Td
露点温度
Tdf
露点/霜点温度
A
絶対湿度
X
混合比
Tw
湿球温度
H
エンタルピー

HMD65のRHチャネルに出力される湿度パラメーターを、基板のDIPスイッチで変更できます。変換器で出力するパラメーターを選択するには、そのパラメーターのDIPスイッチを右(ON)にスライドさせます。図 1の例において、選択されている出力パラメーターは露点/霜点温度(Tdf)です。その他のDIPスイッチはOFFの位置(左)のままにします。

選択したパラメーターには、表 1に示す初期設定のスケーリングが使用されます。
表 1. HMD65のパラメーターの初期設定のスケーリング
パラメーター 0~10Vの出力範囲における初期設定のスケーリング
RH 0~100%RH
Td -40 ... +80°C(-40~+176°F)
Tdf -40 ... +80°C(-40~+176°F)
A 0~300g/m3(0~131.1gr/ft3
X 0~600g/kg(0~4200gr/lb)
Tw -40 ... +80°C(-40~+176°F)
H -40~1600kJ/kg(-9.5~695.6Btu/lb)
パラメーターの初期設定のスケーリングを変更する必要がある場合は、Vaisala Insight PCソフトウェアで出力を設定します。『HMD65 User Guide』の手順を参照してください。
注意 Insightソフトウェアを使用して出力をより詳細に設定する場合は、DIPスイッチの選択内容がInsightの設定より優先されることに注意してください。Insightを使用して出力を設定する場合、すべての湿度パラメーターDIPスイッチをOFFの位置(左)に設定し、Insightの設定と競合しないようにしてください。