本書は、VDL200 データロガーの設置に関するクイックガイドです。詳細な取扱説明書は、docs.vaisala.comで提供されている『VDL200 Data Logger User Guide (M212938EN)』を参照してください。 |
VDL200は、環境モニタリングシステム用のイーサネット接続式データロガーです。最大2つの取り外し可能な湿度、温度、二酸化炭素プローブからの高精度の計測を実現します。有線接続が望ましい環境でのリアルタイム計測などの用途に最適です。VDL200は、ヴァイサラviewLincエンタープライズサーバーソフトウェアと互換性があります。
VDL200には、PoE(Power over Ethernet)を使用してイーサネットコネクタから給電されます。ネットワークにPoEがない場合は、PoE電源を別途使用する必要があります。PoE電源を利用できない場合は一時的なバックアップ電源として、使い捨ての1.5Vの単3電池を使用します。
VDL200は、ネットワークタイムプロトコル(NTP)サーバーと同期することにより、正確な時刻を維持します。VDL200は、NTPサーバーと同期できなければなりません。同期できない場合は、計測データを保存および送信することができません。
VDL200とサーバー間の通信には、次のポートが使用されます。
- TCPポート8883(viewLincエンタープライズサーバー)
- UDPポート123(NTPサーバー)