Modbusデバイスの追加 - viewLinc 5.2

ヴァイサラviewLincエンタープライズサーバーバージョン5.2 取扱説明書

Document code
M212933JA
Revision
B
ft:locale
ja-JP
Product
viewLinc 5.2
Document type
取扱説明書

viewLincエンタープライズサーバーは、ヴァイサラとヴァイサラ以外の両方のModbus対応の計測機器(各機器に含まれるチャネルは最大8個)からデータを取得するように構成することができます。ヴァイサラModbusデバイスは、標準viewLincライセンスの一環としてviewLincデバイスホストに接続できますが、ヴァイサラ以外のサードパーティModbusデバイスの場合は、Modbusライセンスを購入して追加する必要があります。
現時点におけるライセンス付与されたModbusデバイスの数または利用可能なviewLincデバイスのスペースについては、[ > ソフトウェアについて]を参照してください。
ヴァイサラの一部の測定機器と他の製造者のデバイスでは、Modbus通信プロトコルが使用されています。関連デバイスのマニュアルに、viewLincでModbus TCPまたはModbus RTUデバイスを構成するために必要となる重要な詳細が記載されています。
Modbusデバイスの接続

Modbus RTUデバイスは、Digiまたはその他のイーサネットデバイスを使用してネットワークに接続するか、シリアルケーブルを使用してviewLincデバイスホストに直接接続することができます。Modbus TCPデバイスは、ネットワークケーブルを使用して、ネットワークに直接接続されます。

Modbusデバイスをネットワークに接続するには、高度なネットワーク専門知識が必要になります。お使いのModbusデバイスのマニュアルを参照し、ホストサーバーへの必要なDigiまたはイーサネットデバイスドライバーのインストールやネットワーク接続の検証など、インストール手順を完了します。
入力および保持レジスター

Modbusデバイスには、16ビットまたは32ビット幅の整数を使用してデータの読み取りおよび書き込みを行う、入力および保持レジスターが含まれています。Modbusデバイス製造者が使用しているデータ構造により、viewLincの構成方法が決まります。

最初の手順は、お使いのModbusデバイスのマニュアルを参照し、レジスター形式がアドレス(10進数または16進数)または番号のどちらに基づいているかを確認します。お使いのデバイスでビット幅の広い32ビット形式が使用されている場合、データ形式は上位バイト/ワード先行または下位バイト/ワード先行である可能性があります。

レジスターの種類 レジスター番号範囲 データ形式のオプション
コイル 00001-09999 ブール値/ブール値の反転
離散入力 10001-19999 ブール値/ブール値の反転
入力レジスター 30001-39999
  • 16ビット整数/符号なし整数
  • 16ビットブール値/ブール値の反転
保持レジスター 40001-49999
  • 32ビット整数、リトルエンディアン/リトルエンディアン、ワードスワップ
  • 32ビット整数、ビッグエンディアン/ビッグエンディアン、ワードスワップ
  • 32ビット符号なし整数、リトルエンディアン/リトルエンディアン、ワードスワップ
  • 32ビット符号なし整数、ビッグエンディアン/ビッグエンディアン、ワードスワップ
  • 32ビットfloat型、リトルエンディアン/リトルエンディアン、ワードスワップ
  • 32ビットfloat型、ビッグエンディアン/ビッグエンディアン、ワードスワップ
  • 32ビットブール値/ブール値の反転
レジスターのマッピングに関する詳しいModbus参考情報については、オンライン(www.modbus.orgなど)でも提供されています。
Modbusデバイスのマニュアルは標準化されていないため、構成情報の提供方法がそれぞれ異なる場合があります。Modbusの詳細については、便利なオンラインリソース(www.modbus.org)および[ツアー]メニューの「Modbusデバイスの追加方法」を参照してください。