アクセス許可は 4 段階のレベルでグループメンバーが表示、アクセスできるゾーンとロケーションを定義し、与えられたアクセス許可レベルによってユーザーが実行できる機能を定義します。グループに「サイトの管理」権限があったとしても、グループのメンバーは、グループにアクセス許可が与えられているロケーションの設定しか変更できません。
アクセス許可レベルはゾーンに適用され、サブゾーンとロケーションは含むことも除外することもできます。既定では、viewLinc の「全員」グループのすべてのユーザーに最上位のシステムゾーン、つまり viewLinc を表示する「ビュー」アクセス許可が与えられていますが、追加されたゾーンまたはロケーションを表示するには別途に「ビュー」アクセス許可が必要になります。viewLinc の管理者グループのメンバーは、最高のアクセス許可レベルのフルコントロールが与えられており、追加された新規のゾーンとロケーションをすべて表示、管理することができます。
アクセス許可を効果的に管理するには、グループのアクセス許可レベルを特定のゾーンに適用し、すべてのサブゾーンに継承されるようします。 |
アクセス許可に関する重要な注意事項
- ゾーンに与えられるアクセス許可は、すべてのサブゾーンおよびロケーションに適用されます(継承による)。
- 各ユーザーのアクセス許可は、該当ゾーンでのグループのアクセス許可の最高レベルで決まります。
- 4.3.x 以前のバージョンの viewLinc からアップグレードした場合、ユーザーに割り当てられたアクセス許可は維持されますが、ユーザーのアクセス許可を削除した場合に再び適用することはできません。
グループにアクセス許可を割り当てる前に、各グループがゾーンまたはロケーションに関連するタスクを完了するのに必要な権限があることを確認します。 |
例
フランシスさんは、「ラボ A」ゾーンと「倉庫 X」ゾーンで作業するチームが作成したアラームレポートの生成と配信を担当しています。また、サブゾーンワークステーション 1 の全ロケーションでのしきい値アラームの受信確認も担当しています。サブゾーンワークステーション 2、および「ラボ B」、「ラボ C」ゾーンは表示する必要がありません。
- フランシスさんは、「レポートの管理」権限があるグループに追加します。
- グループの「ビュー」アクセス許可を倉庫 X に割り当て、このアクセス許可をすべてのサブゾーンとロケーションに継承させます。
- また、このグループの「アラームの受信確認」アクセス許可をラボ A に割り当てて、このアクセス許可をすべてのサブゾーンとロケーションに継承させます。