トラブルシューティングのヒント - viewLinc 5.2

ヴァイサラviewLincエンタープライズサーバーバージョン5.2 取扱説明書

Document code
M212933JA
Revision
B
Language
日本語
Product
viewLinc 5.2
Document type
取扱説明書

正しいユーザー名とパスワードを使用しているにもかかわらず、viewLincにログインできないのはなぜですか。

viewLincエンタープライズサーバーサービスが稼働していることを確認してください。viewLincが稼働していないと、デスクトップディスプレイがブルースクリーンになって状態メッセージが表示されます。viewLinc Webサービスが稼働していないと、ブラウザーにエラーメッセージが表示されます。Windowsのコントロールパネルで[管理ツール | サービス]を選択して、リスト中の「viewLincエンタープライズサーバー」を右クリックして[開始]を選択します。

ドメイン名が変更されていませんか。Windows認証を使用している場合は、ドメイン名が現在のログインパスワードと一致していることを確認してください。

間違ったログイン資格情報を入力しすぎてアカウントがロックされました。アカウントのロックを解除するにはどうすればよいですか?

管理者に連絡してください。管理者ユーザーは、[ユーザーおよびグループ]ウィンドウでユーザーアカウントのロック解除とロックの両方を行うことができます。アカウントのロックに関連する管理者オプションの詳細については、「ユーザーアカウントのロックとロック解除」を参照してください。

ゾーンとロケーションが表示されないのはなぜですか?

グループにviewLincのゾーンとロケーションを表示する許可が付与されている場合にのみ、それらが表示されます。viewLinc管理者により、ゾーンのグループアクセス許可が設定されます。[サイトマネージャー]、[サイト]、[アラーム]、または[イベント]ウィンドウでゾーンおよびロケーションにアクセスするには、ゾーンに対するアクセス許可が必要です。

一部のviewLincナビゲーションパネルウィンドウにアクセスできないのはなぜですか?

viewLinc管理者により、viewLincの機能エリアに対するグループ権限が設定されます。別のviewLincウィンドウにアクセスするための追加権限が必要な場合は、管理者に連絡してください。

バッテリが新品であるにもかかわらず、バッテリ残量低下を示すデバイス構成アラームが表示されるのはなぜですか?

古いモデルのDLデータロガーを使用している場合に、バッテリに問題がなくても、バッテリ残量低下のアラームがトリガーされる場合があります。[イベント]ウィンドウでデバイス構成アラームに対応するイベントを検索して、イベントの詳細を確認してください。ヘルプが必要な場合は、Vaisalaテクニカルサポートまでお問い合わせください。

viewLincで通信アラームが発生しました。ネットワークデバイスまたはVaisalaデバイスが応答停止したようです。どうすればよいですか?

  1. データロガーと変換器が接続されていること、およびバッテリが低下していないことを確認してください。
  2. ネットワークデバイスに電源が入っており、電源供給装置がコンセントに接続されていることを確認してください。DigiまたはvNetネットワークデバイスでは、デバイス前面の電源ライトが赤色に点灯します。
  3. 各デバイスがネットワークに接続されており、ネットワークと通信していることを確認してください。デバイスとの接続を試みてください(「ネットワーク通信のテスト」を参照してください)。
  4. デバイスとネットワークの通信が確立している場合は、Vaisalaが提供しているケーブルが正しく接続されていることを確認してください。ライトが赤色に点灯している場合は、ネットワークデバイスかデバイスケーブルに問題があります。デバイスがRealPortを使用するように設定されていることを確認してください(http://www.vaisala.com/en/lifescienceを参照してください)。それでも問題が解決しない場合は、ステップ6に進みます。
  5. ライトが正常に機能しているにもかかわらず通信アラームが継続した場合は、viewLincコンピューターでWindowsのデバイスマネージャーを開いて、デバイスがインストールされていることを確認します。
    1. [Windowsコントロールパネル]から[システムとセキュリティ] > [管理者ツール] > [コンピュータ管理] > [デバイスマネージャー]を選択します。
    2. デバイスマネージャーのマルチポートシリアルアダプタのカテゴリで、同じCOMポートを使用する重複ドライバーを探します。
  6. ケーブルのライトが正常に機能していない場合は、vLogを開いて、ケーブルがVaisalaデバイスと通信できるかどうかを確認します。デバイスとvLogグラフアプリケーションとの通信に問題がある場合は、デバイスかデバイスケーブルが正しく機能していない可能性があります。デバイスを新しいvNetまたはDigiネットワークデバイスに接続するか、またはUSBを使用してコンピューターに接続して、vLogからデバイスに接続できるかどうかを確認してください。

ストレージエリアを再構成している間、アラームを停止するにはどうすればよいですか?

アラーム管理のヒント
目的 機能 説明
一時的にロケーションしきい値アラームを停止する。 一時停止/再開

ロケーションしきい値アラームは最大14日停止することができます(14日後、しきい値アラームが自動的に再開します)。それ以上ロケーションしきい値アラームを一時停止する必要がある場合は、しきい値アラームテンプレートを無効にします(テンプレートを使用するすべてのロケーションに影響します)。

[サイト > ゾーンとロケーション > オプション]に移動して、一時停止するアラームタイプを選択します([アラームタイプ]アラームの一時停止)。

デバイスアラームを一時的に停止する。 一時停止/再開

デバイスアラームは最大14日間停止することができます(14日後、デバイスアラームが自動的に再開します)。デバイスとすべてのデバイスチャネル(およびリンクしたロケーション)に影響します。

[サイト > ゾーンとロケーション > オプション]に移動して、一時停止するアラームタイプを選択します([アラームタイプ]アラームの一時停止)。

一時的にホストアラームを停止する。 一時停止/再開

ホストアラームは一時的に最大14日間停止することができます(ホストアラームは14日後、自動的に再開します)。ホスト、ホストに接続されているすべてのデバイス、およびすべてのデバイスチャネル(およびリンクしたロケーション)に影響します。

[サイト > ゾーンとロケーション > オプション]に移動して、一時停止するアラームタイプを選択します([アラームタイプ]アラームの一時停止)。

特定のロケーションまたはゾーンですべてのしきい値アラームを停止する。 無効化/有効化

選択したロケーションまたはゾーンのしきい値アラームを停止します。

[サイトマネージャー > しきい値アラーム設定]に移動して、ロケーションまたはゾーンを選択します。ロケーションまたはゾーンのしきい値アラームテンプレートを表示されたリストから選択して、[編集]を選択(またはダブルクリック)し、[状態]選択を[無効]に設定します。

複数のロケーションですべてのしきい値アラームを停止する。 無効化/有効化

選択したしきい値アラームテンプレートを使用して、すべてのロケーションのしきい値アラームを停止します。

[サイトマネージャー > しきい値アラーム設定]に移動して、アラームテンプレートリストを必要に応じて並べ替えます。CTRLキーを押しながらクリックまたはShiftキーを押しながらクリックして複数のアラームテンプレートを選択してから、[編集]を選択して[状態]選択を[無効]に設定します。

いくつかのロケーションの1つ以上のしきい値レベルを無視する。 無効化/有効化

テンプレートを使用するすべてのロケーションにしきい値レベルが認識されないようにします。

[アラームテンプレート > しきい値アラーム]に移動して、アラームを選択してから[編集]を選択し、それから必要に応じてしきい値レベルを選択解除します。

しきい値アラームテンプレートを削除する。 しきい値アラームテンプレートは削除できません。それが適用されているロケーションで非アクティブ化または無効化することができます。
非アクティブ化/アクティブ化

非アクティブ化されたしきい値アラーム設定は非表示となり、ロケーションは監視されません。設定が非アクティブ化されている間は、しきい値データはレポートには含まれません。

[サイトマネージャー > しきい値アラーム設定]に移動して、「しきい値アラームの非アクティブ化」および「しきい値アラームの再アクティブ化」の手順を参照してください。

無効化/有効化

無効されたしきい値設定はロケーションに留まりますが、監視やレポートには使用されません。

[サイトマネージャー > しきい値アラーム設定]に移動して、アラームリストを必要に応じて並べ替えます。CTRLキーを押しながらクリックまたはShiftキーを押しながらクリックして複数のアラームを選択してから、[編集]を選択して[状態]選択を[無効]に設定します。
ロケーションを削除する。 削除

現在リンクしたロケーションまたは以前にリンクしたロケーションを削除することはできませんが、非表示にすることはできます(監査証跡目的のため)。削除できるのは、リンクされたことのないロケーション(データ記録に使用)のみです。

[サイトマネージャー > ゾーンとロケーション]を選択して、リストからロケーションを選択し、続いて[管理 > 削除]を選択します。

非アクティブ化/アクティブ化

[サイトマネージャー > ゾーンとロケーション]に移動して、リストからロケーションを選択し、続いて[管理 > 非アクティブ化]を選択します。[アクティブ化]で再アクティブ化します。

ホストまたはデバイスを削除する。 非アクティブ化/アクティブ化

デバイスでは引き続きviewLincにデータが記録されますが、viewLinc UIでは非表示となります(監査証跡目的のため、デバイスを削除することはできません)。

[サイトマネージャー > ホストとデバイス]に移動して、リストからデバイスまたはホストを選択し、続いて[構成 > 非アクティブ化]を選択します。[アクティブ化]で再アクティブ化します。

ヴァイサラOPC UAサーバーサービスが実行されない

グループセキュリティポリシー設定を確認し、自分のユーザーアカウントに、インストールサーバーでのソフトウェアの実行に必要なアクセス許可があることを確認してください。

既定では、viewLinc Enterprise ServerとヴァイサラOPC UAサーバーソフトウェアの両方がWindowsサービスとしてインストールされます。これらのサービスは、LOCAL SYSTEMユーザーアカウント(システムのフルコントロール権限を持つWindowsの既定アカウント)でのみ実行が許可されます。コンピューターシステムがカスタムセキュリティ設定で構成されている場合、viewLinc/ヴァイサラOPC UAサービスの実行にあたり、追加の構成が必要になる場合があります。

  1. Windowsの[スタート]メニューに移動し、[Services]を開くか、入力します。
  2. [ヴァイサラOPC UAサーバーサービス]を見つけて、[プロパティ]ウィンドウを開きます。
  3. [ログオン]タブで、[アカウント]を選択し、承認済みのユーザー名とパスワードを入力します。ユーザーには、インストールされているすべてのプログラムファイルサブフォルダの読み取りおよび実行アクセス許可、すべてのサブフォルダに対する継承可能なフルコントロールアクセス権、他のシステムとの接続を許可するネットワークアクセス権が必要です。