濃度計測は、6つの階層で構成されています。
- 1
- 明るい領域の情報はCCDエレメントから、温度情報はPt-1000温度エレメントから得られます。境界線の位置は明るい領域であり、0~100%でスケールされます。
- 2
- RI調整:実際の屈折率RIは、明るい領域から計算されます。温度は、Pt-1000抵抗から計算されます。各屈折計のRI計測は、標準の公称基準液を使用して検証できます。
- 3
- 濃度曲線:屈折計は、化学曲線に従ってRIと温度から生濃度を計算します。その結果、温度補正された生濃度値を得ることができます。
- 4
- 現場調整:一部のプロセス条件を補正するため、または計測値を試験結果に適合させるために、生の濃度値を調整する必要がある場合があります。現場調整パラメータは、生濃度を調整済み濃度に変換するために使用されます。調整済み濃度を濃度といいます。調整を行わない場合、生濃度と調整済み濃度は等しくなります。
- 5
- 減衰:信号減衰を適用し、プロセスノイズの影響を軽減することができます。
- 6
- 出力信号:4~20mAの信号の範囲は、特定の濃度曲線の範囲によって定義されます。