濃度計測の概要 - PR53 - PR53AC - PR53AP - PR53GC - PR53GP - PR53M - PR53SD - PR53W

PR53シリーズ 取扱説明書

Document code
M212898JA
Revision
F
ft:locale
ja-JP
Product
PR53
PR53AC
PR53AP
PR53GC
PR53GP
PR53M
PR53SD
PR53W
Document type
取扱説明書

濃度計測は、6つの階層で構成されています。

濃度計測の階層
1
明るい領域の情報はCCDエレメントから、温度情報はPt-1000温度エレメントから得られます。境界線の位置は明るい領域であり、0~100%でスケールされます。
2
RI調整:実際の屈折率RIは、明るい領域から計算されます。温度は、Pt-1000抵抗から計算されます。各屈折計のRI計測は、標準の公称基準液を使用して検証できます。
3
濃度曲線:屈折計は、化学曲線に従ってRIと温度から生濃度を計算します。その結果、温度補正された生濃度値を得ることができます。
4
現場調整:一部のプロセス条件を補正するため、または計測値を試験結果に適合させるために、生の濃度値を調整する必要がある場合があります。現場調整パラメータは、生濃度を調整済み濃度に変換するために使用されます。調整済み濃度を濃度といいます。調整を行わない場合、生濃度と調整済み濃度は等しくなります。
5
減衰:信号減衰を適用し、プロセスノイズの影響を軽減することができます。
6
出力信号:4~20mAの信号の範囲は、特定の濃度曲線の範囲によって定義されます。