現場調整は次のパターンで計算できます。調整済み濃度 = 生濃度 × フィールドゲイン + フィールドオフセット
各濃度曲線には独自の現場調整があります。濃度曲線を変更すると、現場調整は同じではなくなります。
サンプルが正しく採取されていないと、正確な校正を行うことができません。次の点に特に注意してください。
- 現場調整は、濃度モデルの誤差や、プロセス条件に関連する要因を相殺するために使用されます。フィールドサンプル値は、試験所のユニットなどではなく、調整する特定のユニットから取得する必要があります。
- サンプリングバルブと屈折計は、互いに近づけてプロセスに設置してください。
警告 サンプリングバルブを操作するとき、またサンプルを取り扱うときには、プロセスに応じて適切な保護服を着用してください。 - サンプリングバルブに残っている古い処理液を採取してしまうことを避けるために、データポイントの収集を開始する前にサンプルを流してください。
- サンプリングと同時に生の濃度値を読み取ります。
これを行う最も簡単な方法は、フィールドサンプル機能を使用することです。精度を高め、プロセスノイズの可能性を減らすために、各サンプルの値は、結果として得られた10個の計測値の平均値とします。
- サンプルが蒸発しないように、気密容器を使用してください。
処理液を使用したオフライン校正では、以下の原因により問題が発生するため、信頼できる結果が得られることは非常にまれです。
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