プリズム洗浄の原理 - PR53 - PWS100 - SWS100 - WWS100

プリズム表面が堆積物でコーティングされると、計測が妨げられます。異常に高い濃度読み取り値や上昇方向の濃度のドリフトがないか注意してください。

品質係数（QF）は、プリズムの清浄度に関連する主要な診断値です。正しい値は処理液によって異なり、時間の変化に対して値が安定していること常に確認する必要があります。値の変化は、プリズムがコーティングされていることを示している可能性があります。QFはIndigo520で監視できます。

ほとんどの用途では、セルフクリーニング効果によってプリズムをきれいな状態に維持することができます。コーティングが発生した場合は、次のことを確認してください。

• 十分な流速がある必要があります。PR53モデル固有の設置手順を参照してください。
• 処理液とプリズム間の温度差によってコーティングが引き起こされることがあります。この現象は、断熱が不十分な場合またはプロセス媒体と周囲温度の間に大きな温度差がある場合に、流量が少ないと発生することがあります。クランプコネクタを断熱するかプロセス温度を上昇させることで改善できることがあります。

コーティングの問題が発生する場合に推奨されている解決策は、配管の一部を直径の小さい配管に取り替えるなどして、流速を上げることです。

流速を上げたり、フローブースターを使用したりしても、問題を解決できない場合は、プリズム洗浄システムを設置する必要があります。

プリズム洗浄には、次の3つの代替媒体を使用することができます。

• 水
• 蒸気
• 高圧水

プリズム洗浄サイクルを制御するようにIndigo520の内蔵リレーを設定することができます。「洗浄の設定」を参照してください。

制御電圧は外部リレー端子（ERT）によって生成されます。ERTは、電源切断機器である安全遮断スイッチを備えています。「ERT51製品概要」および「ERT52製品概要」を参照してください。

PWS100では、ERTがポンプに供給される3相電圧を制御します。