静電気放電(ESD)は、電気回路の損傷の原因になる可能性があります。ヴァイサラ製品は、通常の使用条件下で発生する静電気放電に対しては、十分な対策が講じられています。ただし、何らかの物体を機器筐体内部で接触させた場合や取り外した場合、または機器筐体内部に挿入した場合、静電気放電によって本製品が損傷する可能性があります。
製品への高電圧の静電気放電を防ぐため、次の点に注意してください。
- 静電気放電の影響を受けるものを扱う際は、適切に接地され静電気放電保護された作業台に載せるか、リストストラップと抵抗性接続コードを使用して機器筐体に自分自身を接地してください。
- いずれの注意事項も実施できない場合は、静電気放電の影響を受けるものに触れる前に、触れない方の手で装置筐体の導電性のある金属部分に触れてください。
- コンポーネント基板を扱う際は、端の部分を持ち、部品の接点に触れないようにしてください。