温度補正 - INDIGO500SERIES - INDIGO510 - INDIGO520

Indigo510、Indigo520 クイックガイド

Document code
M212290JA
Revision
J
Language
日本語
Product
INDIGO500SERIES
INDIGO510
INDIGO520
Document type
取扱説明書

Indigo520 変換器は、TMP1からのHMP7温度補正をサポートしています。この機能はソフトウェアバージョン1.1.0で導入されました。HMP7 プローブは、プローブ加温に対応しています。プローブ加温では、センサ部分だけでなく、プローブヘッドとフィルタ全体が加温されます。加温されたプローブの温度が露点温度よりも高ければ、プロセスの露点温度の計測時にプローブ上の結露を回避できます。HMP7のプローブ加温機能は、設定コード(工場で設定済み)経由で、またはInsightソフトウェアとサービスケーブル(ヴァイサラ部品番号:242659またはUSB-2)を使用してアクティブ化できます。

プローブが加温されると、温度に依存する計測パラメータ(相対湿度など)は使用できません。それらの計測パラメータを使用する場合、TMP1 プローブを別途接続して、HMP7の温度補償レジスターに環境温度の計測値を更新し、演算補正させます。この状態は、HMP7とTMP1の両方が変換器に接続され、温度補正機能が有効になっている場合に自動的に発生します。TMP1が取り外され、温度補正が手動でオフにされていない場合、NaN値が返されます。TMP1を取り外すと、加温されたHMP7の温度と相対湿度の出力が無効になります。

温度補正設定は、HMP7がプローブ1接続端子に接続されており、TMP1がプローブ2接続端子に接続されている場合にのみ使用できます。これは他のプローブの組み合わせには影響を与えません。両プローブを接続すると、温度補正が自動的にオンになります。加温機能がアクティブになっている場合、HMP7の温度出力はTMP1の温度と等しくなります。相対湿度の計測値の精度を最大にするために、HMP7およびTMP1プローブを同じ環境内に配置するようにしてください。

補正機能は手動でオフにすることができます。

温度補正の有効化の詳細については、docs.vaisala.comで提供されている『Indigo500 User Guide (M212287EN)』を参照してください。