FD70には、選択した構成に応じて、変換器、主受光器、副受光器があります。次の手順では、一般的な校正調整手順について説明します。主受光器と変換器の校正を実行してから、副受光器と変換器に対して同じ校正手順を実行します。
| 校正調整(mode adjust)により、散乱計測とレンズの汚れ計測に関連する新しい値が設定されます。 |
校正調整の要件
| プロパティ |
要件 |
| 視程 |
2,000m超 |
| 現在天気 |
強い雨や明るい日差しの中での校正はお勧めしません。 |
以下の場合に校正調整が必要です。
- レンズをクリーニングしても、レンズの汚れの状態が正常にならない場合。
- mode calcheckコマンドの実行後に校正チェックがOKにならない場合。
- 変換器モジュールまたは受光器モジュールを交換した場合。
- 変換器フードまたは受光器フードを交換した場合。
校正調整には、次の段階があります。
結果は次のどちらかになります。
- 成功:校正調整は有効です
- 失敗:校正調整が有効ではありません。何度も失敗する場合は、ヴァイサラにお問い合わせください。
プロセスを途中でキャンセルすると、以前の値が復元されます。
-
作業を始める前に、校正器の曇りガラスを確認し、必要に応じてクリーニングしてください。
- 1
- 校正器
- 2
- 曇りガラス
| 校正器、特に曇りガラスを傷つけないように注意してください。校正器が損傷すると、校正に悪影響が生じます。 |
-
FD70へのメンテナンス接続を確立します。
-
次のコマンドを入力します。
level 2
mode adjust
副受光器の場合は、次のコマンドを入力します。
mode adjust 2
画面の指示に従ってください。
-
指示に従って、以下を行います。
-
ガラスレンズに50%のイソプロピルアルコールを低圧でスプレーします。汚れを溶かして落とすのに十分な量の溶液をスプレーしてください。
-
レンズがきれいになるまで、糸くずの出ない柔らかい布でレンズを拭きます。
-
新しい布を用意し、レンズがきれいになるまで拭きます。
-
レンズが乾くまで待ちます。
| ウィンドウのクリーニング中は、インターフェースユニットのドアを閉めたままにします。 |
| 注意 レンズの表面を傷つけたり、計測ユニットのレンズに素手で触れたりしないように注意してください。 |
- レンズのクリーニング後にクリーンレンズチェックに合格した場合、現在のクリーンレンズの基準値は変更されず、調整は校正チェックまで続行できます。
- 2回連続してクリーニングを試みてもレンズのクリーニングチェックが失敗する場合は、画面の指示に従って、新しいクリーンレンズ基準値を設定して続行(Yと入力)するか、調整をキャンセル(Nと入力)します。
-
[Calibrator Signal Value (校正器信号値)]の入力を求められたら、4桁の値を入力します。
校正器の校正証明書、校正器のラベル、校正器ケースに同じ値が印刷されています。
-
ゼロ信号プレートの付いた校正器を取り付けるように指示されたら、変換器と受光器から保護キャップを取り外します。
-
ゼロ信号プレートの付いた校正器を変換器と受光器に取り付けます。
変換器用と受光器用の専用校正器が1つずつあります。校正器のラベルをチェックして、正しく取り付けられていることを確認してください。次の図は、主受光器と副受光器の校正器取り付けプロセスを示しています。
- 1
- 変換器
- 2
- 副受光器
- 3
- 主受光器
- 4
- 変換器用校正器(ラベル付き)
- 5
- 受光器用校正器(ラベル付き)
- 6
- ゼロ信号プレート(2個)
- 7
- つまみネジ(校正器ごとに2個)
- 1
- 変換器
- 2
- 副受光器
- 3
- 主受光器
- 4
- 変換器用校正器(ラベル付き)
- 5
- 受光器用校正器(ラベル付き)
- 6
- ゼロ信号プレート(2個)
- 7
- つまみネジ(校正器ごとに2個)
システムがゼロ信号計測を実行します。
-
指示に従って、ゼロ信号プレートを取り外します。
システムが散乱信号計測を実行します。
-
散乱計測を調整します。
-
散乱計測を確認します。
-
主受光器の校正調整が完了したら、副受光器に対して同じプロセスを繰り返します。
-
完了したら、校正器を取り外し、変換器と受光器に保護キャップを再度取り付け、メンテナンス接続を閉じます。
校正調整日はメタデータとしてシステムに保存されます。