図 1. HMD62 の DIP スイッチの例:Tdf 出力を選択中
- RH
- 相対湿度
- Td
- 露点
- Tdf
- 露点/霜点温度
- A
- 絶対湿度
- X
- 混合比
- Tw
- 湿球温度
- H
- エンタルピー
HMD62 の RH チャネルに出力される湿度パラメータを、基板の DIP スイッチで変更できます。変換器で出力するパラメータを選択するには、そのパラメータの DIP スイッチを右(ON)にスライドさせます。図 1の例において、変換器で選択されている出力パラメータは露点/霜点温度(Tdf)です。その他の DIP スイッチはOFFの位置(左)のままにします。
選択したパラメータには、
表 1に示す既定のスケーリングが使用されます。
表 1. HMD62 のパラメータの既定のスケーリング
項目 |
4~20mA の出力範囲における既定のスケーリング |
RH |
0~100%RH |
Td |
−40 ... +80°C |
Tdf |
−40 ... +80°C |
A |
0~300g/m3 |
X |
0~600g/kg |
Tw |
−40 ... +80°C |
H |
-40~1,600kJ/kg |
| パラメータの既定のスケーリングを変更する必要がある場合は、Vaisala Insight PC ソフトウェアで出力を設定します。『HMD60 User Guide』の手順を参照してください。 |
| 注意 Insight で選択されたパラメータの代わりに、変換器の基板の DIP スイッチで選択された湿度出力パラメータが使用されることに注意してください。Insight を使用して出力を設定する場合、変換器の基板ですべての湿度パラメータ選択 DIP スイッチをOFFの位置(左)に設定し、Insight の設定と競合しないようにしてください。 |
| HMD62 のみ:Insight を使用して両方のアナログ出力チャネルを出力 T 計測値に設定した場合、湿度パラメータ DIP スイッチは出力に影響を与えません。 |