HMP155 は、工場から出荷される際に校正と調整が行われています。校正と調整は、HMP155 をヴァイサラに送り、依頼することをお勧めします。製品の返送を参照してください。
| ヴァイサラでは、HMP155 を年に 1 回校正することをお勧めしています。 用途によっては、より頻繁にチェックを行う必要がある場合があります。HMP155 が仕様で定めた精度の範囲外であると思われる場合は、必ず校正を行ってください。 |
HMP155 を自分で校正および調整する場合は、以下のいずれかを選択できます。
- プローブの調整ボタンを使用する。
- シリアルライン接続を使用する。
- MI70 指示計を使用する。
| 温度と湿度の両方の校正を実施する場合は、最初に温度の校正と調整を実施することをお勧めします。 |
| HMP155 の抵抗出力バージョンでは、温度を調整できません。 |
| HMP155 のアクティブ出力バージョンでは、温度(T)と追加温度プローブの温度(Ta)の両方を校正および調整できます。温度の 2 点調整を参照してください。 |
| HMP155 を校正する前に、安定化時間を最小限に抑え、最良の校正結果を得るために、HMP155 を校正環境(室温など)に事前に持ち込むことをお勧めします。 |
| ケミカルパージオプションがある場合は、校正と調整の前に必ずケミカルパージを実施してください。 |
| RH 調整は、2 点調整として行うことをお勧めします。実際の計測環境(RH と T)が 1 点調整を行う環境と同じであれば、1 点調整でも必要な精度が得られます。 |
図 1. HMP155 調整ボタン
- 1
- 保護カバー(ネジを外した状態)
- 2
- 保護プラグ(持ち上げた状態)
- 3
- [Down]ボタン
- 4
- [ADJ]ボタン
- 5
- [Up]ボタン
保護プラグの下、[Down]ボタンの横に 2 色のインジケーター LED(緑と赤)があります。
| 加温プローブ(HMP155 アクティブ出力バージョンのオプション)を使用する場合、[ADJ]ボタンを押すと、プローブの加温が中断されます。調整を始める前に、プローブが周囲温度と同じ温度にまで下がっていることを確認してください。 |
| 調整モードでは、圧力補正値として 1.01325bar(固定)が使用されます。 |