FORM シリアルラインコマンドを使用すると、書式を変更したり、SEND および R 出力コマンドについて特定の項目を選択したりできます。
FORM x
パラメータ | 説明 |
---|---|
x | 書式指定文字列 |
書式指定文字列は、項目と書式要素で構成されます。コマンドラインでコマンドの後に入力できるのは最大 73 文字です。
コマンドを入力するときは、項目の略号を使用します。 |
計測項目 | 略号 | メートル単位 | 帝国単位 |
---|---|---|---|
相対湿度範囲 | RH | %RH | %RH |
温度 | T | °C | °F |
追加温度プローブの温度 | Ta | °C | °F |
計測項目 | 略号 | メートル単位 | 帝国単位 |
---|---|---|---|
露点/霜点温度(Td/f) | TDF | °C | °F |
露点温度(Td) | TD | °C | °F |
混合比(x) | X | g/kg | gr/lb |
湿球温度(Tw) | TW | °C | °F |
次の表に書式要素を示します。
書式要素 | 説明 | ||
---|---|---|---|
quantity | 項目名(RH、T、TDF など) | ||
x.y | 桁数(整数の桁数および小数点の位置) | ||
#t | タブ | ||
#r | 改行 | ||
#n | 行送り | ||
“" | 文字列定数 | ||
#xxx | 10 進コード「xxx」の特殊文字 | ||
U5 | 単位領域と桁数 | ||
ADDR | 2 文字のプローブアドレス [00~99] | ||
CS2 | これまでに送信されたメッセージについて 256 の剰余によるチェックサムを計算します(16 進表記)。 | ||
CS4 | これまでに送信されたメッセージについて 65536 の剰余によるチェックサムを計算します(16 進表記)。 | ||
ERR | T、Ta、RH、MEM のエラーフラグ、[0000~1111]、0 = エラーなし、1 = エラー T = 温度計測エラー Ta = 追加温度プローブの計測エラー RH = 湿度計測エラー MEM = メモリーエラー
|
||
STAT | プローブ加温状態(1 文字)。例: | ||
N = ヒーターなし | |||
h = 加温プローブ有効 | |||
H = パージ加温有効 | |||
S = パージ冷却有効 | |||
X = 追加センサ加温有効 | |||
SNUM | プローブシリアル番号 | ||
TIME | 時刻 [hh:mm:ss] |
>form "Temperature=" 5.2 t #r#n
OK
>send
Temperature= 24.23
>
>form "Twet=" 6.3 tw U3 #t "T=" t U3 #r#n
OK
>send
Twet= 11.290'C T= 24.231'C
>
>form 5.1 rh #t t #t tdf #r#n
OK
>send
15.6 24.2 -3.1
>
FORM / コマンドで初期設定の出力書式に戻ります。初期設定の出力書式は機器の設定によって異なります。FORM コマンドで書式指定文字列を指定しない場合、プローブの現在の出力書式が返されます。
>form /
OK
>send
RH= 23.8 %RH T= 19.4 'C
>
チェックサムは、以下の式で計算されます。
記号 | 説明 |
---|---|
cs2 | 出力メッセージに含まれる CS2 チェックサムの値。 |
cs4 | 出力メッセージに含まれる CS4 チェックサムの値。 |
csx | 出力メッセージに含まれる CSX チェックサムの値。 |
bi | 出力メッセージの i 番目(1 から起算)にあるバイトの値。 |
n | 出力メッセージの CS2、CS4、または CSX までのバイト数(前述のチェックサムフィールドがある場合は、それらも含みます)。 |
⊕ | 排他的論理和ビット演算子。 |
36 | ASCII $ 文字のバイトの値。 |
42 | ASCII * 文字のバイトの値。 |