センサ交換後の相対湿度の調整および校正 - HMP155

HMP155 ユーザーガイド

Document code
M210912JA
Revision
G.1
Language
日本語
Product
HMP155
Document type
取扱説明書
センサの交換後、相対湿度を校正および調整する必要があります。
  1. HMP155をコンピュータに接続します。
  2. ターミナルプログラムを開きます。
  3. ケミカルパージを実施します(利用可能な場合)。
  4. [ADJ]ボタンを押します。緑のLEDが点灯します。
  5. プローブからフィルタを取り外し、低湿側の基準チャンバー(たとえば、LiCl:11%RH)にプローブを挿入します。
  6. FCRHコマンドを入力し、ENTERを押します。
    fcrhコマンドを入力すると、RHの計測値は指標値になります。これにより計測値の安定性を確認できます。計測値は、古い相対湿度センサのパラメータに基づいています。一部の極端なケースでは、RHの計測値がマイナスまたは極端に高くなることがあります。調整後、実際のRHの計測値は正確になります。
  7. センサが安定するまで少なくとも30分待ちます。
  8. 指示値が安定しているか確認するため、数回ENTERを押します。
  9. 指示値が安定したら、「?」の後に基準湿度を入力してENTERを押します。
    >fcrh
    RH : 25.19 Ref1 ? 11.3
    Press any key when ready ...
    RH : 70.02 Ref2 ? 75.5
    OK
    >

    デバイスは高湿側の基準待ちとなります。

  10. 高湿側の基準チャンバー(たとえば、HMK15 湿度校正器のNaCl:75%RHチャンバー)にプローブを挿入し、任意のキーを押します。
  11. プローブを約30分間安定させます。安定状態はENTERを押すことにより確認できます。
  12. 指示値が安定したら、「?」の後に高湿側の基準値を入力してENTERを押します。
    RH  :    75.45  Ref2 ?
    RH  :    75.57  Ref2 ?
    RH  :    75.55  Ref2 ?
    RH  :    75.59  Ref2 ? 75.5
    OK
    

    [OK]は調整が成功したことを示し、新しい校正係数が計算されて保存されます。

  13. 校正情報(日付とテキスト)をプローブのメモリに入力します。