湿度計測機器の校正 - HMK15

HMK15 取扱説明書

Document code
M210185JA
Revision
E
Language
日本語
Product
HMK15
Document type
取扱説明書

湿度校正中の誤差は、多くの場合、温度差によって引き起こされます。+20°Cのときにチャンバー内の空気とセンサとの間で±1°Cの温度差があると、50%RHで±3%RHの、97%RHで±6%RHの誤差が引き起こされます。安定化時間の長さは、移動中の温度またはプロセス温度と校正現場の温度の差がどれだけ大きいかによって異なります。試験室で使用する場合、校正器は室温が最も安定している場所に保管する必要があります。校正器は、直射日光を避け、スポットライト、ヒーター、はんだごてなどの局所的な熱源から遠ざける必要があります。プローブまたは変換器を複数の湿度基準に対してチェックする場合は、低湿側からチェックを行う必要があります。詳細については、www.vaisala.com で各変換器またはプローブの取扱説明書を参照してください。

プローブの取り扱いはできるだけ少なくしてください。校正中は校正用ボトルや校正器の他の部分を手に持たないでください。温まって読み値に誤差が生じます。

センサ付近のプローブにわずかに水滴が付着しただけでも読み値に狂いが生じます。校正用ボトルフタとゴムプラグがしっかり閉まっていることを確認してください。
図 1. 校正用ボトル
1
湿度プローブ
2
Oリング
3
センサ
4
最大深さ10mm
5
温度計
6
飽和塩溶液
7
未溶解塩