ほとんどのインライン屈折計モデルは、配管に取り付けられます。推奨される最小流速は1.5m/sです。配管の直径および形状とプロセス温度は計測に影響を与えるため、それらを考慮に入れる必要があります。
- プロセス配管の直径が変化する場合は、直径が最小になる(つまり、流速が最大となる)位置を選択します。そうすることでプリズムをきれいな状態に維持しやすくなります。
- 屈折計をフィードバックコントロールループで使用する場合は、タイムラグを短くします。たとえば、希釈バルブを制御する場合は、希釈ポイントの近くに屈折計を取り付けてください。ただし、取り付け位置において完全に混合されていることを確認してください。
- プロセス配管に沿って温度が変化する場合は、プロセス温度が最大となる位置を選択します。温度が高いほど溶解度が高くなり粘度も低くなるため、そうすることでプリズムコーティングのリスクを最小限に抑えることができます。
- 多くの場合、プロセス圧力が最大となる位置(= ポンプの後 + バルブの前)は、堆積物の付着やエアトラップのリスクがない、適した流速条件です。
- 整備しやすい場所にセンサを取り付けます。