リレーの設定 - PR-23 - PR-23-AC - PR-23-AP - PR-23-GC - PR-23-GP - PR-23-M - PR-23-RP - PR-23-SD - PR-23-W

PR-23シリーズ 取扱説明書

Document code
IM-JA-PR23
Revision
H
Language
日本語
Product
PR-23
PR-23-AC
PR-23-AP
PR-23-GC
PR-23-GP
PR-23-M
PR-23-RP
PR-23-SD
PR-23-W
Document type
取扱説明書

内蔵リレーの電気特性については、「変換器の接続」を参照してください。2個のリレーは、センサAまたはセンサBのいずれかにそれぞれ個別に設定できます。つまり、1個のセンサに0~2個のリレーを割り当てることができます。リレーは、(主に試験目的のために)手動で開閉することもできます。

図 1. リレー1の[RELAY]メニュー
  1. [メイン > 校正 > リレー]を選択します。
  2. 設定するリレー([リレー1]または[リレー2])を選択します。
  3. 現在のリレーをセンサAまたはセンサBに割り当てるには、[センサ]を選択します。
    [Relay]メニュー画面の下部に、リレーの現在の割り当てが表示されます。図では、リレー1は、センサAに割り当てられており、[LOW LIMIT]機能を持っています。
  4. リレーの機能を設定するには、[機能]を選択します。
    機能名 説明
    1

    未定義

    工場出荷時の設定

    2

    通常動作

    [HOLD]中、診断メッセージが[通常動作]である場合に接点を閉じます。「入力スイッチの設定」を参照してください。メッセージが[サンプルなし]である場合も接点を閉じます。

    3

    計測機器OK

    機器の故障が発生していない場合に接点を閉じます。「診断メッセージの優先順位」も参照してください。

    4

    下限

    アラームリレーとして使用され、ソース値が設定された限界値を下回った場合に接点を閉じます(制限ソースの選択については、以下を参照してください)。
    5

    上限

    アラームリレーとして使用され、ソース値が設定された限界値を上回った場合に接点を閉じます(制限ソースの選択については、以下を参照してください)。
    6

    洗浄準備

    洗浄サイクル」を参照してください。
    7

    洗浄

    プリズム洗浄の設定」を参照してください。
    8

    プリズム洗浄失敗

    診断メッセージが[プリズム洗浄失敗]である場合に接点を閉じます。「プリズム洗浄パラメータの設定」を参照してください。
  5. リレー機能として下限または上限を選択する場合は、制限ソースを定義する必要があります。制限ソースを設定するには、[Relay > 制限ソース]を選択します。
    制限ソースの選択:
    機能名 説明
    1 未定義 工場出荷時の設定
    2 濃度 濃度計測値(CONC)
    3 プロセス温度 プロセス温度
  6. 限界値を設定するには、[Relay > 限界値]を選択し、限界値を入力します。
  7. ヒステリシス値を設定するには、[Relay > ヒステリシス]を選択します。
    ヒステリシス値では、プロセスが一時的に上限を上回る、または下限を下回ってから、リレーを再度開くまでの時間を指定できます。たとえば、上限を50に設定し、ヒステリシス値を2に設定した場合、プロセス値が48を下回った場合にのみリレーが開きます。
  8. リレー遅延時間を変更するには、[Relay > 遅延]を選択します。
    遅延は秒単位で指定し、工場出荷時の設定は10秒です。
  9. 手動で設定する場合は、[Select relay]メニューに戻り、[手動設定]を選択します。

    マニュアルセット画面で適切なソフトキーを押すことで、リレーを開閉することができます。リレー名の横にリレーの現在の状態([OPEN]または[CLOSED])が表示されます。