内蔵リレーの電気特性については、「変換器の接続」を参照してください。2個のリレーは、センサAまたはセンサBのいずれかにそれぞれ個別に設定できます。つまり、1個のセンサに0~2個のリレーを割り当てることができます。リレーは、(主に試験目的のために)手動で開閉することもできます。
- [メイン > 校正 > リレー]を選択します。
- 設定するリレー([リレー1]または[リレー2])を選択します。
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現在のリレーをセンサAまたはセンサBに割り当てるには、[センサ]を選択します。
[Relay]メニュー画面の下部に、リレーの現在の割り当てが表示されます。図では、リレー1は、センサAに割り当てられており、[LOW LIMIT]機能を持っています。 -
リレーの機能を設定するには、[機能]を選択します。
機能名 説明 1 未定義
工場出荷時の設定
2 通常動作
[HOLD]中、診断メッセージが[通常動作]である場合に接点を閉じます。「入力スイッチの設定」を参照してください。メッセージが[サンプルなし]である場合も接点を閉じます。
3 計測機器OK
機器の故障が発生していない場合に接点を閉じます。「診断メッセージの優先順位」も参照してください。
4 下限
アラームリレーとして使用され、ソース値が設定された限界値を下回った場合に接点を閉じます(制限ソースの選択については、以下を参照してください)。 5 上限
アラームリレーとして使用され、ソース値が設定された限界値を上回った場合に接点を閉じます(制限ソースの選択については、以下を参照してください)。 6 洗浄準備
「洗浄サイクル」を参照してください。 7 洗浄
「プリズム洗浄の設定」を参照してください。 8 プリズム洗浄失敗
診断メッセージが[プリズム洗浄失敗]である場合に接点を閉じます。「プリズム洗浄パラメータの設定」を参照してください。 -
リレー機能として下限または上限を選択する場合は、制限ソースを定義する必要があります。制限ソースを設定するには、[Relay > 制限ソース]を選択します。
制限ソースの選択:
機能名 説明 1 未定義 工場出荷時の設定 2 濃度 濃度計測値(CONC) 3 プロセス温度 プロセス温度 - 限界値を設定するには、[Relay > 限界値]を選択し、限界値を入力します。
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ヒステリシス値を設定するには、[Relay > ヒステリシス]を選択します。
ヒステリシス値では、プロセスが一時的に上限を上回る、または下限を下回ってから、リレーを再度開くまでの時間を指定できます。たとえば、上限を50に設定し、ヒステリシス値を2に設定した場合、プロセス値が48を下回った場合にのみリレーが開きます。
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リレー遅延時間を変更するには、[Relay > 遅延]を選択します。
遅延は秒単位で指定し、工場出荷時の設定は10秒です。
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手動で設定する場合は、[Select relay]メニューに戻り、[手動設定]を選択します。
マニュアルセット画面で適切なソフトキーを押すことで、リレーを開閉することができます。リレー名の横にリレーの現在の状態([OPEN]または[CLOSED])が表示されます。